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オタクらくがき・感想等を徒然に 感想はネタバレまくりです  本サイトが更新できない今、実質ここが本サイト(笑)
No.
2017/10/22 (Sun)

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No.73
2017/05/07 (Sun)

国立科学博物館 2017年3月18日(土)~6月11日(日)
大英自然史博物館展HP

ちょろっと行ってきました大英自然史博物館展
今回ブログに書こうと思ったのは、感想というより展覧会のコンセプトをお伝えしたく。



この展示、展示されている物自体への理解を促すのが主眼ではない。
大英博物館のコレクションの本来の「持ち主達を紹介」する展覧会だった。
そこにある資料自体への言及ではなく、その資料を持っていた、収集を指示した富豪や研究者の物語を紹介する展示だった。

ゆえに物体そのものを解説するキャプションがほとんどない。








これは想像だが、大英博物館の展示方法自体キャプションがついていないから、日本の展示も踏襲したのかもしれない。
でもそれ以上に、音声解説ではコレクションの所持者たちのエピソードが中心に語られていたので、主眼はそちらにあったのだと思う。








そんなわけで「博物学として資料そのものの知識を深めたい」という向きには物足りないかもしれない。


コレクターや研究者を知ることで博物学がどう発展していったか、という観点でみるのがこの展示の見方かと思う。








この展覧会は子供が観に行って発見と知識を得る喜びががあるかというと少々疑問に感じる。
大英博物館側の意向があってこの形なのかもしれないが、コレクターごとのまとめ、という以外陳列順に意味があるように受け取れなかったのが残念だった。


とはいうものの、3時間ぐらいみっちり楽しんではきましたw
写真はフラッシュ炊かなければ撮り放題です。



そんなわけで物悲しくウケてしまったこちらの写真とってきました。

集団で交尾の最中に窒息死した三葉虫

こんなとこだけで笑わせてどうするのだ大英博物館よ…(笑わせるつもりではない、たぶん



展示の目玉はあのあまりにも有名な始祖鳥の化石だと思われるが、案外地味である。
まあ化石だしね。


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No.72
2016/11/17 (Thu)

クラーナハ展


2016年10/15〜2017年1/15 西洋美術館(東京)


2017年1/28〜4/16    国立国際美術館(大阪)


http://www.tbs.co.jp/vienna2016/(特設サイト)




クラーナハといえば、ぬめるような黒背景、そこに浮かび上がる蛇のように肢体をくねらせた蠱惑的な女の絵だ。

その闇色、ぬめる黒はほぼ全ての作品にひそみ、デフォルメされた中世的な表現の身体と相まって、まるで他人の快楽妄想の世界を覗いているような気分になる。
しかしなぜかその印象は隠微ではなく、明朗さすら感じる。





今回の展示は、クラーナハの持つ蠱惑的なイメージを中心にして、同時代、その後の画家、舞踏への影響にまで言及した意欲的な展示だった。

おすすめである。





以降各章で気になった感想はこの下の広告の更に下 つづきを読む をクリックすると出てきます。
そこそこ長い。





No.70
2013/11/09 (Sat)

システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡

 
2013年9月6日(金)~11月17(日)
http://www.tbs.co.jp/michelangelo2013/

先に書いておきます。
地味です。

極度なミケランジェロマニア、システィナ礼拝堂マニアにしか楽しみにくい
内容だったのではなかろうか。

ただ2点、素晴らしいものがあったので、ミケランジェロフリークではない人はそこにどれだけの価値を見いだして行くかという事になろう。




霊廟彫刻や、壁画や建築など、代表作が動かせないものばかりのミケランジェロ、果たしてなにが展示されてるのか?
見る前の感想はそれだった。
移動できそうなものは素描くらいしかない。
しかし大量にあったであろうミケランジェロの素描、特にシスティナ礼拝堂用の素描は本人が焼いて処分している。

というわけでその時焼かれなかった残りの素描がきていた。
他に手紙、契約書、設計図。
弟子のデッサン練習の上に遠慮なくかかれた契約書の下書き等。

 最後のはちょっと笑えたけど、おしなべて地味である。
そして例によってそれらの展示への解説が少ない。
なので作品がなぜその並びになっているのか素人には理解できない。

こういう資料的な展示は解説いかんで劇的に面白いものになるのだが、それが全く感じられなかった。

音声解説にはあるのかもしれないが… 音ほんと邪魔なんで、文字解説文書だしてほしい。音声と同じ500円払うから。切実。(それ以前に観覧料に説明は含まれてないという昨今の風潮に危惧を感じる…)



そして良かったもの2点。

クレオパトラ図。
これはプレゼントとして描かれたそうで、他の素描とは明らかに質の違うものである。
質の違い、それはこの素描に限っては完成作だからだと思う。
ふわ〜っと描かれた素描群の後、この絵を見ると彼の本気はやはり別の次元にある!と思わせるくらい別物だった。圧倒である。
くわえて面白かったのは、裏にこの図の反対の意図をこめた絵が重ねて描いてあった。
裏が見えるように展示してあって、この表と裏を行ったり来たりするのに忙しかった。

そしてもう1点。
ポスターにもなっている「階段の聖母」レリーフ。
レリーフなのに奥行きを感じる。背景との奥行きだけではなく、人体の奥行きが見事に表現されている。
15才時の作品。おそろしいガキである。実際おそろしい芸術家に成長したのだから、すごい人は最初からすごいのである。という実感する作品であった。
 
しかしやっぱりミケランジェロは彫刻の人だよ…もっと見たいよ…
「ならば現地いけ」
というメッセージなのかもしれない今回の展示。

いずれにしても「一見さんお断り」感のある展示でありました。



No.69
2013/09/23 (Mon)

会期が今日までの展覧会の感想というのも遅きに失してますが、備忘録として上げておきます。







 ルーブル美術館展 〜地中海四千年ものがたり〜

東京都美術館(2013年7月20日~ 2013年9月23日)





タイトル通り、地中海沿岸の文化を中心にしたルーブルの収蔵品展。
器、彫刻、碑文、アクセサリー、絵画、工芸品等、概ね時代順に展示されている。
とにかく4千年をいろんな器物、小さい物から大きな物まで、ぎゅっぎゅと詰めて展示しているので凝縮感&疾走感がある。
特に目玉になるようなものがないにも関わらず、うおー見た見た!という気分になるのはひとえに物量のおかげかもしれない。
ざっくりした流れの説明も、4千年分だと思うとあれでちょうどいいのかも…と思い込もうとしてるけど納得はしていない。



序  地中海世界〜自然と文化の枠組み
一章 地中海の始まり〜前2000年から前1000年紀までの交流
二章 統合された地中海〜ギリシア・カタルゴ・ローマ
三章 中世の地中海〜十字軍からレコンキスタへ
四章 地中海の近代〜ルネサンスから啓蒙主義の時代へ
五章 地中海紀行




一見時代の流れに沿っているように見えるが、近代である四章に1000年代より前のものが並んでいたりする。おそらく、過去の物が発掘されそれがどうその時代に影響したか、という観点で展示されているのだろう。

でもそこに個別の説明があまりない。大抵はカタログに説明が載っているものだが、このカタログには展示と同様、個別の説明がほぼない。
もしかしたら音声では説明があるのかもしれないが、カタログにまで解説が無いのはかなり…残念。
特設サイトをみたら、そちらの方が詳しくかいてあるくらい(特にキッズ向け)。


展覧会の楽しみ方として、解説を読んで見識を広くしてゆく、という部分はかなり大きいと思うのだが、それがないとなんで見に行ったかわからなくなるので文字でも解説をいれてほしい。
音声解説は自分のペースで見られなくなるしあまり頭に入らないので、私にとっては長物である。文字プリーズ。文字解説にならお金払いたい。

は、置いておいて。


以下章ごとにかいつまんで感想



No.67
2013/04/30 (Tue)

貴婦人と一角獣展

国立新美術館(東京)2013年4月24日-7月15日
国立国際美術館(大阪)2013年7月27日-10月20日
http://www.lady-unicorn.jp/


フランス中世美術の至宝「貴婦人と一角獣」を中心として関連物を集めた展示。
今回、クリュニー中世美術館の展示室改装により日本への貸し出しが実現した。過去に貸し出されたのは1974年、メトロポリタン美術館への一回のみ。大変貴重な機会である。これが日本に居ながら生で見られる日がくるとは思わなかった。日本の美術館の信頼に感謝。

 構成は
・「貴婦人と一角獣」のタピスリー6面
・タピスリー内に描かれたものの解説(映像とパネル)
・タピスリーに描かれた図像の参考書籍、物品
・同時代の像、ステンドグラス、衣装
・同時代のタピスリーとその制作方法
・貴婦人と一角獣シリーズ6枚の比較映像
 となっている。

当初、クリニュー美術館は5〜15世紀が中心の収蔵美術館であると聞いて、全ての該当時代の品も多く来るのかと思って浮かれていたが、実際はタピスリーの制作年に絞った物のみの展示でちょっと期待がくじかれたw
新美術館一階の大きい会場を使うと思って期待していたけど、二階のブース二つ使った小規模展示でかなり絞られた内容である。

そんなわけで今回の展示は15世紀初頭の物品が主に並んでいる。
総展示数40、内小さいアクセサリー10ほどあるので、かなりこじんまりとした美術展。


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